なつのおとずれ

最大100文字

作・絵:かがくい ひろし
出版社:PHP研究所
発売日:2008年05月
ISBN:978-4-569-68781-0

ページ数:32ページ
サイズ:25.6 × 19.5cm

気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えると、太陽が「もうすぐ梅雨明けですか。そろそろみんなに知らせますか」と立ち上がりました。太陽に呼ばれた夏の風物詩たちは、夏に向かってまっしぐらに走っていきます。

梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた一冊。

夏はこうしてやってくる!

こんな時におすすめ

  • 夏らしい絵本を探している
  • 夏の風物詩を教えたい

梅雨から夏になるという絵本なので、真夏になる前に読むのがいいかもしれません。

真夏にご紹介していますが 笑

夏の風物詩がたくさん出てくるので、真夏に読んでも楽しいよ!

メロン、スイカ、セミ、かぶとむし、かき氷、ソフトクリーム、扇風機にひまわり・・
夏の風物詩たちが、太陽に呼ばれて走り出します。

蚊とり線香、とうもろこし、金魚鉢、浮き輪も途中で加わります。

走っている感を出しながらこのページを読むと、猛烈に疲れます!笑

風物詩のキャラクターたちの表情ももちろん面白いのですが、『コロコロ』『プカプカ』『しゅー』『カパーッ』など擬音が多く小さな子でも面白く読める絵本です。

夏が来たページには 風物詩たちと、『とうもろこし→がつがつ』『かき氷→しゃかしゃか』『せみ→みーんみーん』など、モチーフにまつわる音がたくさん出てきます。

さっきまで走っていた風物詩たちがどういったものなのかを教えやすいです。

たくさんのキャラクターが出てきますが、私はながしそうめんのじっちゃんが好きです。

名前と音が結びつく時

この絵本の最後の方のページには、夏の風物詩たちにまつわる音がたくさん出てきます。

おひさまがぎらぎら、風鈴がちりん、ソフトクリームをぺろぺろ・・

夏の音といえば 後は、やはりセミでしょうか。

今日の出来事ですが、子どもを乗せて自転車に乗っている時 セミがうるさく鳴いていて、太陽がギラギラと照りつけていました。
息子氏がふと街路樹を指差し、

せみいるねえ!

そうね、みーんみーんって言ってるね!

・・みーんみーん・・!

そうつぶやく息子氏の表情は見えなかったのですが、なんだか納得した様子を感じました。

みーんみーんセミがバッチリ結びついたのかな・・!

と思い、少し じんとしました。

お水を触れば『ばしゃばしゃ』手を洗った後は『ぴかぴか』
同じようにお水を使っても、表現する音が違います。

ライオンさん『がおー』うさぎさん『ぴょんぴょん』
動物を表す音も、鳴き声だったり動作の音だったり。

無意識に使っているけれど、よく考えるとすごく難しい事な気がします。

言語ってほんと、覚える事が多いな〜

お疲れさまです!

子どもってすごいです。

では!

  • 息子の反応に伴う主観記事です。
  • 文章、画像共に無断転用はお止め下さい。

※便宜上、対象年齢は息子基準にしています。お子さまに丁度いいものかどうか、親御さんでご判断ください。

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