おばけのやだもん

最大100文字

作・絵 : ひらのゆきこ
シリーズ名 : おばけのやだもん
出版社: 教育画劇
発行日 : 2014年05月
ISBN : 9784774613819

ページ数 : 32ページ
サイズ : 20×20cm

注意
  • 最大100文字カテゴリーですが、少し超過しています。

やだやだ言う子どもが大好きな、やだやだおばけのやだもん。「やだやだ!」と駄々をこねる子は、どんどん やだやだおばけに変えられていきます。次のターゲットはさっちゃん。さっちゃんもおばけになってしまうのでしょうか・・!

子どもが我が身を振り返って反省してくれたらいいけれど・・

こんな時におすすめ

  • 子どもがイヤイヤ言うようになった
  • いい子の雰囲気を伝えたい

「帰るのやだやだ!」と、公園から中々帰ろうとしない子。「買ってくれなくちゃやだやだ!」と、ジュースの自販機の前で駄々をこねる子。

そんな子の前にはやだもんがやってきて、次々とおばけにされてしまいます。

全ページが100文字前後なので、赤ちゃん向け→最大50文字前後がしっかり読めて、100文字前後までステップアップしてきた!と実感出来る様なボリュームと思います。
『お話』が聞けるようになってきたかな、という子向けです。

やだもんとおばけになった子ども達が 行進しながら歌う様子が4ページ程あるので、歌って読むと面白いです。

私もメロディーをつけて読んでいます^^

ママさん・・わかるよ・・・・!!

イヤイヤ期は前頭前野の未発達のせい

イヤイヤは、気持ちをコントロールする方法を学んでいる時期だからおこると言われています。

この絵本を手に取る時、絵本の中の「やだやだ!」を繰り返す子達を見ていると、「あれ?さっきこのシーン現実で見たような・・・」と思う方も多いのでは。

「歯磨きだいきらい!」と大人しく仕上げ磨きをさせてくれないさっちゃんの前にも現れて、さっちゃんをおばけにしようとするやだもん!

さっちゃんはなんと、いい子になって対処します。

はみがき だっきらい!!!

毎晩くりかえし・・ 泣

お話は面白いしやだもんも可愛くて好きですが、我が家ではこの絵本のおかげでイヤが減ったりする効果は全く感じていません。(勿論、効果のある子もいるようです!笑)

子どもに言う事を聞かせたい時、おばけや鬼を利用するのはあまりよくないって聞くけど。

これは絵本だからアリかな・・?

イヤイヤの対処として有名な『だだをこねている理由を察して共感してあげて、その後ママの気持ちを伝えましょう。』という方法。
しかし、そう言うだけで「わかった」となってくれるシーンの少ないこと・・理想と現実の差を感じます。

もう何をイヤがってるのかわからない時も多いんですが・・

でもたまに、「うんうん、そうだね。君はそうしたかったよね。でもダメだよ。こうしよう!」という理想の流れが成功して、すんなり大人しくなる時もあります。

わかった・・・

ヨッシャー!!!(超うれしい)

本当にイヤイヤ言わなくなるのか懐疑的ですが、そのうち「あれ?ずっといい子だな」なんて日が来るのでしょうか。もし来たらご報告します。

早く気持ちをコントロール出来るようになって欲しいものです。

善悪をどう判断するようになるかは、生活環境次第

子どもの『いい子』『悪い子』という判断はどういうものなのか気になったので少し調べてみました。

3〜5歳の子どもに「お手伝いをしていて、コップが割れてしまった。いい子?悪い子?」と質問すると、「コップが割れてしまったから、悪い子」と答える子が多いそうです。

『お手伝いをしていた』というプロセスを無視し『割れた』という結果だけ見て、「悪い子」と思う子が多いと判ります。

「ミスは誰でもするから、気をつけてやろう。お手伝いをする子はいい子だよ!」とちゃんと伝えてあげなくては、と思う今日この頃です。

では!

参考元 : 第1節 幼児期の道徳性の芽生えと善悪の判断 … – 東京未来大学

  • 息子の反応に伴う主観記事です。
  • 文章、画像共に無断転用はお止め下さい。

※便宜上、対象年齢は息子基準にしています。お子さまに丁度いいものかどうか、親御さんでご判断ください。

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