文・絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン
訳:松永りえ
出版社:パイインターナショナル
発売日:2018年08月
ISBN:978-4-7562-5106-0 C8793
ページ数:28ページ
サイズ:219 × 211mm

知りたがりやのネズミくんは、みんなのおむつの中がどうなっているのか知りたくてたまらない!
おむつをめくる仕掛けを楽しみながら、ウサギはコロコロうんち、ウマは大きなまぁるいうんち……と、動物のうんちの違いを知ることができる絵本。トイレトレーニングのはじめの一歩に。

子供が喜ぶ「うんち」がいっぱい!世界20ヵ国以上で翻訳される絵本
こんな時におすすめ
知りたがりで、なんでも気になってしまうねずみくん。
お友達のうさぎくん、やぎちゃん、こいぬくん、うしちゃん、うまくんに 次々と「おむつの なかを みても いい?」と聞いて周ります。
ノリノリな子、堂々とした子、ちょっと恥ずかしそうな子など色々ですが、みんな中身を見せてくれます。

おむつ部分が下に下がるしかけになっていて、色んな形状のう○ちが出てきます。

形状を見て、色々な反応をして、それぞれ感想を言うねずみくん。
赤ちゃん向けというよりは、少し色々な表現を覚え始めた位の子(2歳以降)に丁度いい感じがします。
1歳半頃からのトイトレ用には、もう少し文章が少なく単純なこちらがおすすめです。
最終的にみんな、ねずみくんのおむつの中を知りたがります。ねずみくんのおむつの中身は・・・
なんとからっぽ!ねずみくんは トイレでしていると言うのです!
絵も可愛くて、トイレに興味を持ってもらうのにいい絵本。
「見せて」というのはどうなのか。
この絵本、個人的に少し悩んだ部分があります。
このねずみくん。けなしている訳ではないのだろうけど、形状に対してぷっと吹き出したり、
ふうっと息を吐いて、「ちょっと においがしたもんね」とコメントしたり。

ねずみくんの反応、少し失礼じゃない?
動物のう○ちの形状の違いを学ぶ、という事かもしれませんが、擬人化している以上人間と比べてしまうし・・お友達をバカにしているような表現にもとられる可能性があるので、注意が必要です。

絵本のみならず翻訳物にはよくある、ニュアンスが難しい問題な気もします。
あと、「おむつの中、みせて」というのもちょっとどうなのかという気持ちもあります。

この真似をして、お友達に言い出したら困るな・・・
一応、「これは絵本の中のことで、現実でお友達に ”見せて” というのは良くない事だよ。」と伝えた方がいいかなと思います。
小さい子には中々「トイレは人に見せるものではない」というのを教えるのが難しいですね。
なんせまだ、家でトイレに行く時 毎回 私(ママ)に見られているんですから・・・
とはいえ、おむつの中を見るしかけがお気に入りの息子氏。
相手の「いいよ」というセリフを待たずにおむつの中を見ます。むしろ、ページをめくった瞬間に開きます。

みてー ころころしてるよー!
いしみたいなやつー??

読んでる途中だからちょっと待ってくれ。
ところで、息子氏はまだトイレで大を成功させた事はありません。道のりは長い〜
では!
- 息子の反応に伴う主観記事です。
- 文章、画像共に無断転用はお止め下さい。
※便宜上、対象年齢は息子基準にしています。お子さまに丁度いいものかどうか、親御さんでご判断ください。